写真をポラロイド風に加工すると、なんでもない写真でもおしゃれな感じになるし、余白のスペースに書き込んだりもできます。
そんなポラロイド風の写真をスマホで作ってみませんか？
お絵描きアプリのアイビスペイントで簡単に作れるので、今回はポラロイド風の写真を作る方法を紹介していきます。
フレームの形を細めにするとチェキ風にもできます。
この方法なら、一度フレームを作れば写真を簡単に入れ替えることもできるので、参考にしてみてください。
ポラロイド風のフレームを作る
まず、スマホに「アイビスペイント」をインストールしてください。
そしてアイビスペイントを開き、「マイギャラリー」→「＋」マークをタップします。
キャンバスの形とサイズを選択します。
今回は縦長のキャンバスにします。
ではポラロイド風のフレームを作っていきます。
キャンバスに背景を付ける
白っぽいフレームにするので、背景が白だと同化して見づらいため、背景をわかりやすくします。
画面の下のツールの右から2つ目のレイヤーアイコンをタップし、「背景」の中の濃い市松柄の背景をタップして選択します。
するとキャンバスに背景の柄が表示されます。
こうすると白っぽい色で描いたものでも見やすくなります。
この背景は、背景を付けて画像を保存すると背景として保存され、背景を透過して保存すると背景は保存されません。
ここにポラロイド風のフレームになる白い四角を描いていきます。
白いフレームを作る
ブラシの種類は、下のツールの左から３つ目の丸いアイコンをタップして選択します。
くっきりとした輪郭を描きたいので、ぼかしなどがないブラシにします。
ここでは無料の「デジタルペン」にしてみます。
選択したら下向き「≫」をタップして戻ります。
次にペンの色を選択します。
色の選択は、下のツールの真ん中の四角いアイコンをタップします。
この四角の色が現在選択している色になります。
白い四角を描くので白っぽい色にしますが、少しくすんだ感じの白にしてみます。
色のパレットの下にある一番右側の「HSB」をタップすると、色相から色を調整できるので、自分で好きな感じの色を作成してみましょう。
選んだ色でポラロイド風のフレームの外側を作ります。
四角や丸のような形は「描画ツール」を使うと自動で綺麗な形が描けます。
画面の上の指のアイコンをタップし、「描画ツール」の中の四角い形をタップし、その下の
- 「塗りつぶし」
- 「現在の色を使う」
をオンにします。
もう一度指のアイコンをタップして戻ります。
そしてキャンバスの左上の端の方から右下へ指をスライドさせて離すと、四角が描けます。
描画ツールで四角を描くとき、ペンの太さを太くすると四角の角が丸く描けます。
反対に細くすると鋭くなります。
写真を入れる部分を作る
次にこの白い四角の中に写真をはめ込むスペースを作ります。
レイヤーをタップして＋マークをタップすると、現在のレイヤーの上に新規レイヤーが追加されます。
下向き「≫」をタップしてキャンバスに戻ります。
追加したレイヤーに描く四角の中には写真を入れるので、色は何でもいいんですが、わかりやすく黒にします。
白い四角の少し内側に、さっきと同じように四角を描きます。
ポラロイドやチェキ風になるように、上に寄せて下に余白を作るようにしてください。
縦に長めだとポラロイドよりチェキっぽいです。
ポラロイド風にしたいときはもう少し幅広にしましょう。
描いた枠の位置を調整したいときは、画面下のツールの左から2つ目のブラシアイコンをタップし、「移動変形」をタップします。
すると、現在選択しているレイヤーに描いた黒い部分だけを移動したり、角をドラッグすると大きさを変えることができます。
また、真ん中の「パース変形」を選択して辺の真ん中のポイントをドラッグすると、縦幅と横幅を調整することができます。
調整ができたら、下のウインドウの緑のチェックマークをタップして戻ります。
できるだけ正確に位置を合わせたいときは、キャンバスに「グリッド」を表示すると位置を合わせやすくなります。
画面の上のツールの一番左のスイッチのようなアイコンをタップし、「グリッド」のスイッチをオンにすると、キャンバスに方眼のグリッドの線が表示されます。
この線を目安にして枠を配置してみてください。
写真を入れる
では、写真を入れる黒い部分に写真を入れていきます。
レイヤーをタップして開き、黒い四角を描いたレイヤーを選択して左側の「＋」マークをタップします。
するとそのレイヤーの上に新規レイヤーが追加されます。
次に、追加した新規レイヤーをタップし、下の曲がった下向き矢印をタップします。
すると、レイヤーから下のレイヤーに向けた矢印が出て少し右にずれます。
これは「クリッピング」で、クリッピングしたレイヤーには矢印の先のレイヤーに描いた部分にしか表示されなくなります。
この場合、矢印を出したレイヤーに写真を追加すると、その下の黒い四角を描いた部分にしか写真が表示されません。
では写真を追加していきます。
クリッピングしたレイヤーを選択し、左側のカメラアイコンをタップします。
するとスマホのアルバムから写真を選択できるので、好きな写真を選択します。
キャンバスに写真が貼り付けられたら、枠に収まるように拡大・縮小・移動して調整してください。
こんな風に小さすぎたり縦横比が合わないときは、思い切って拡大して収めるといいと思います。
できたら調整ウインドウのチェックマークをタップします。
「画像読み込み」のウインドウが出たら「キャンセル」をタップします。
これで写真をはめ込むことができました。
写真を変更したいときは、この写真のレイヤーにカメラアイコンから写真を追加して上書きしてもいいし、別のレイヤーにしたいときは、上に新規レイヤーを追加してクリッピングして写真を追加してもいいです。
影を付ける
仕上げに影をつけてみましょう。
まず背景を白に戻します。
レイヤーを開いて「背景」の中の一番左の白を選択すると背景が白に戻ります。
次に、白いフレームを描いたレイヤーをタップしてレイヤー画面から戻ります。
下の左から2つ目のブラシアイコンをタップして「フィルター」をタップします。
「スタイル」の中の「ドロップシャドウ」をタップすると、影を付けるウインドウが出るので、角度や距離のスライダーを調整して影を付けてみましょう。
「半径」を大きくすると影のぼけが大きくなります。
ウインドウを少し上に上げると、影の色も調整できます。
できたらウインドウのチェックマークをタップして終了し、フィルターを「×」マークで閉じます。
完成した画像がこちらです。
この画像を背景を透過して保存すると、影がついたポラロイド風の写真としていろいろなところで使えます。
画像を保存する
完成したら画像を保存します。
右下の左向き矢印「←」をタップし、「画像を保存」をタップします。
画像保存のウインドウで「PNG」、「透過」をオンにして「OK」をタップすると背景を透過して保存できます。
背景と合成する
アイビスペイントやLINEカメラなどの編集アプリで、背景の上にこの画像を乗せると、ポラロイド風の写真を置いたようにできます。
アイビスペイントの場合は、新規でキャンバスを開き、右上の画像のアイコンをタップして好きな背景を選択します。
自分で用意した画像を背景にしたいときは、レイヤーを追加して一番下に移動させ、カメラアイコンから画像を追加します。
背景を薄くすると写真が際立つので、少し薄くします。
レイヤー画面を開き、背景のレイヤーを選択して下の不透明度のスライダーを左に移動させて背景を薄くします。
レイヤーの「＋」マークをタップして背景のレイヤーの上に新規レイヤーを追加し、カメラアイコンをタップしてポラロイド風の画像を選択します。
画像が追加されたら、大きさや位置を調整します。
画像の枠の上の丸い矢印をドラッグすると画像を回転させることができるので、少しだけ傾けてみます。
これでよければ下のウインドウのチェックマークをタップして終了します。
画像読み込み」のウインドウが出たら「キャンセル」をタップし、最後に画像を保存するとアルバムに保存されます。
この場合は背景も画像になっていて透過はできないので、「JPEG」で保存でもOKです。
完成はこんな感じです。
編集で空白のスペースに手描きやテキストでメッセージを入れるのもいいですね。
まとめ
今回はできるだけ単純なポラロイド風のフレームにしてみました。
アイビスペイントはお絵描きアプリなので、自由に何でも作成できます。
白いフレームの部分に手描きで影や汚れっぽく書き込んでみると、少し凝ったデザインになると思います。
写真用紙にプリントして、余白に手描きで書き込んでもいいですね。
ぜひオリジナルのポラロイド風のフレームを作ってみてください。
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